第7回JSCR研究会学術集会
ご報告
取材記事
第7回Radiosurgery研究会開催
より良い手術実現に向けての技術のレベルアップを図る
(開催日:2007年1月21日(日) 会場:都市センターホテル
 日本臨床ラジオ波手術研究会(Japan Seminar of Clinical Radiosurgery)の「第7回JSCR学術集会」が、1月21日(日)に、東京・永田町の都市センターホテルで開催されました。
 この学術集会は高周波ラジオ波メスを使用する先生達が日頃の臨床成績や各自の創意工夫、使用する電極の特性などを発表し、より良い手術を目指そうと開いているもの。
 今回のテーマは「低侵襲手術のラジオサージェリーのpit fall」で、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、口腔外科など、臨床の現場で高周波ラジオ波メスを使用する先生方が、手術の経験からその優位性や注意点などを発表し、参加された先生方との間の討論でより良い手術実現に向けてのレベルアップをしようというもの。
 参加された方々は、各科の医師が中心で30名ほど。低侵襲で患者さまに優しい手術器械として、高周波ラジオ波メスの使い方、手術への応用、様々な電極の使い勝手への興味は大変強く、活発な意見交換が交わされました。
 また、ワークショップでは参加者全員で、デモ用の皮付き豚肉を使用して、高周波ラジオ波メスでの切開や凝固を実際に体験。シャープに切る為の角度、凝固を中心としたスピードと角度などをRadiosurgery研究会の高見昌司世話人代表の教示で様々な用途を実践されました。
 演題の始まる前に、日本臨床ラジオ波手術研究会世話人代表の高見昌司先生(関西電力病院形成外科)がこの研究会の意義・方向性について「今回は各科の先生方に臨床現場での経験をご講演いただいて、その後にシンポジウム形式で互討議いただくという方法で、ラジオ波手術の技術向上に向けての参考にしていただきたいと考えています。また新しい器械も準備して、実際に動かしていただき、様々な用途を体験していただくことにしています。活発なご討議をきたいしております」という主旨で挨拶をされました。
 ここで、済生会富田林病院皮膚科の中川浩一先生が、座長となって午前の演題がはじまりました。大阪大学皮膚科の乾重樹先生による「褥瘡における創傷治癒の考え方とサージトロンの応用と位置付け」、立川綜合病院形成外科の高橋博和先生の「外来手術にサージトロンを用いた祭の有用性と留意点」、国立がんセンター中央病院婦人科の加藤友康先生の「大動脈周辺リンパ節郭清」、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科の神崎晶先生による「高周波ラジオ波メスによる下甲介焼灼術」、應義塾大学医学部口腔外科の河奈裕正先生による「口腔外科・インプラント手術におけるラジオサージェリー」と次々に、手術現場でのラジオ波メスの優位性や注意点、手術方法の発見例、問題点などの課題が報告されました。
 演者の中ではラジオ波メスを使って短時間という先生もあってか、ごく浅い壊死性痂皮の治療使用したところ、うまく切れないのでダメだと思ったが、直った跡が奇麗になっているのでその効果に驚いたという報告もあり、ラジオ波の効果についての質疑や、患者の痛みに対応する使い方についての報告など、現場での使用報告ならではの講義とそれに対する活発な質疑があって、有意義な時間を持つことになりました。
 午後からはラジオ波メスを“やっと使いこなせるようになった”と自称する高見代表幹事によるランチョンセミナー「高周波ラジオ波メス・サージトロンの基本特性と臨床症例への可能性」。高見先生はラジオ波メスの原理、特性などについて講演。使い方によって切開・剥離・凝固のいずれにも低侵襲な手術が可能であることを映像を見せながら判りやすく解説されました。
 次いで、午前中の演者が並んでのシンポジウムが始まると、会場からは具体的な症例や麻酔薬等、詳細な質問が出る。高周波ラジオ波メスをより高度に使うために、この学術集会に参加した人の熱気で会場は充満されました。
 最後に、最新のラジオ波メスを実際に使用してのワークショップ。参加された先生方によって、机の上に置かれた豚肉が実際に切開され、剥離されたりしました。メーカーの社員やベテランの先生の助言を受けながら、鋭く切る場合、浅く切る場合、凝固するための使い方などメスの動かし方や、様々な電極を使い分けての応用など、ラジオ波メスの使い方の勉強されました。
メディックタイムズ社:前田 耕作 記
テーマ:

低侵襲ラジオサージェリーのPit fall

  皮膚科・形成外科・耳鼻咽喉科・口腔外科・婦人科におけるラジオサージェリーのエキスパート達が、成功例・失敗例を交えてその有用性と留意点を本音で語るシンポジウム形式の講演・討論です。
シンポジウムでの討論用データも募集しております。
日頃困っている使用法、日常の診療で工夫していることを、3分前後で発表頂き、講師の先生方と意見を交換しあって頂きます。

応募方法は以下のとおりです。
応募方法:発表したい内容を、メールにて info@radiosurgery-net.org までご連絡下さい。更に、写真を含め、パワーポイントデータを1〜2枚12月15日までにメール添付送信してください。
皆様方の多数のご参加をお待ち申し上げております。
日 時: 2007年1月21日(日)10:00〜15:00(受付9:30〜)
場 所: 東京 都市センターホテル 会議室701
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-4-1 TEL 03-3265-8211
会場の地図
定 員: 50名
参加費: 会員¥3,000- 非会員¥6,000-
 
 シンポジウム講師及び演題

座長:中川 浩一 先生(済生会富田林病院 皮膚科)
エルマン使用歴:13年、使用機種:サージトロンFFPF、EMC

大阪大学 皮膚科 助教授 乾 重樹 先生・・・抄録
「褥瘡における創傷治癒の考え方とサージトロンの応用と位置付け」
サージトロン使用歴:半年、使用機種:サージトロンEMC

立川総合病院 形成外科 主任医長 高橋 博和 先生・・・抄録
「外来手術にサージトロンを用いた際の有用性と留意点」
外来で多く経験された症例、眼瞼形成術、顔面皮膚腫瘍手術、刺青除去手術を通して感じたサージトロンが何処まで使えて、限界はどの辺りかをお話し頂きます。
サージトロン使用歴:1年、使用機種:サージトロンEMC

久留米大学 産婦人科 助教授 牛嶋 公生 先生・・・抄録
「バイポーラシザーズ、吸引式凝固電極を用いた骨盤リンパ節郭清術」
バイポーラシザーズ、吸引式凝固電極を用いてリンパ節郭清をする際に感じたメリット、デメリットをお話し頂きます。
サージトロン使用歴:1年、使用機種:サージマックス

慶応義塾大学 口腔外科 河奈 裕正 先生・・・抄録
「口腔手術、インプラント手術におけるラジオサージェリー」
歯肉切除、インプラント手術の際のラジオサージェリーを、レーザーとの比較を交えてお話し頂きます。
サージトロン使用歴:6年、使用機種:サージトロンFFPF

慶應義塾大学 耳鼻咽喉科 神崎 晶 先生・・・抄録
「高周波ラジオメスを用いたアレルギー性鼻炎の治療」
表面凝固の良い点、悪い点及びレーザーとの比較をお話し頂きます。
サージトロン使用歴:3年、使用機種:サージトロンIEC-2、サージトロンFFPF

ランチョンセミナー及びワークショップ講師
関西電力病院 形成外科 部長 高見 昌司 先生
ランチョンセミナー演題:高周波ラジオ波メス・サージトロンの基本特性と臨床症例への可能性
ワークショップ演題:日頃の疑問を解消 サージトロンの基本手技とスキルアップ術
エルマン使用歴:12年、使用機種:サージマックス

 
7回JSCR研究会学術集会プログラム
  随時更新致します。
9:30〜 受付
10:00〜10:05 世話人代表の挨拶
10:05〜12:10

学術集会開演
講演 各20分/質疑応答 各5分

12:10〜13:50 ランチョン講演:高周波ラジオ波メス・サージトロンの基本特性と
        臨床症例への可能性
        高見 昌司(関西電力病院 形成外科)
12:55〜13:35 シンポジウム 
座長:中川 浩一(済生会富田林病院 皮膚科)
13:45〜14:45 ワークショップ:日頃の疑問を解消サージトロンの
        基本手技とスキルアップ術
        高見 昌司(関西電力病院 形成外科)
質疑応答/10分間
14:50 閉会のご挨拶
  ※プログラムは変更することがございますので、予めご了承ください。
 

※ 講習会参加申込は、別添の申込書をご覧ください。
※ プログラム内容は、変更が生じることもございますのであらかじめご了承下さい。

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