脊椎外科領域で最も使用されている電気メスは、0.5MHz程度の周波数電流を使用した切開凝固装置です。止血操作がしやすく各種脊椎脊髄手術の展開時に最も多く使用されておりますが、使用した周囲が熱傷となっていることを気にされている先生方も多いかと思います。
高周波電気メスは形成外科手術などで近年普及し数多く使用されておりますが、4MHzという高周波電流を使用した電気メスです。高周波電流は電気的特性より電波的特性が強く、より小さい抵抗で微細性に優れた切開を可能にします。切開部位周囲の軟部組織における熱変性が少なく、展開時の熱傷を最小限にするといわれています。
近年脊椎脊髄手術も低侵襲化が進んでおりますが、手術創を小さくするのみでなく、周囲の軟部組織への侵襲も少なくしより美しい手術創を要求される患者様も増加しております。
従来の脊椎脊髄手術の展開はもとより、MEDなどのtubular surgeryやmini-open surgeryなどでラジオ波メス・凝固装置は有用な装置と考えております。従来の電気メスと使用感覚が異なるため、慣れるまで若干の時間が必要かと思います。従来の電気メスでの熱傷などが気になる先生方にお集まりいただければ幸いです。